この記事では、日本の宗教団体であるPL教団に所属する有名人について調べてみました。統一教会 有名人も複数入信しているように、PL教団と有名人の界隈にも深いつながりがあるといわれています。
特にPL教団は、昔から派手な布教活動を行ってきました。PL学園高校野球部と言えば、高校野球の一時代を築いた野球部として有名ですが、ある不祥事があったことで現在は休部状態です。そんなPL教団ですが、有名人が所属するほど大きな団体であるにもかかわらず「やばい」といわれることがあるそうです。その理由についても深掘りしてみましょう。
PL教団の有名人は誰?
PL教団に入信している有名人は、PL学園高等学校を卒業しているプロ野球選手が多く、桑田真澄さんや清原和博さん、立浪和義さん、そして前田健太さんなどだそうです。
【参考サイト:NEWSポストセブン】
桑田さんはPL学園高校野球部のOB会長を現在でも務めており、信仰は深そうです。桑田真澄さんや清原和博さんなどがPL学園に入学したのは、ちょうど2代目教祖・御木徳近日知氏が亡くなったタイミングでした。
NEWSポストセブンによると、御木徳近日知氏が亡くなったときの信者数が教団の最盛期で、野球部も黄金期と呼ばれていました。
PL教団とは?わかりやすく解説
PL教団とは、大正時代に立教された宗教団体です。「パーフェクト・リバティー教団」というのが正式名称で、一般的にはPL教やPL教団と呼ばれています。PL教団をよく知らない人でも、甲子園によく登場する「PL学園」という学校名は聞いたことがあるのではないでしょうか。PL教団はPL学園の母体としても知られ、布教活動の一環として高校野球に力を入れていました。NEWSポストセブンによると、2017年以降は休部となっているようです。PL教団のプロフィールを分かりやすく解説します。
「人生は芸術である」の真理
PL教団の教えは「人生は芸術である」という真理です。人はみな、それぞれの個性を世のため人のために発揮し、世界人類永遠の平和と福祉のために貢献することを目標としています。代表的な教えは「みしらせ」と「みおしえ」です。「みしらせ」は、身のまわりで起こる災難や苦痛がすべて、自分自身の間違いを知らせるための神からの警告だという考え。「みおしえ」は、みしらせを引き起こしている原因が何なのか、教団が個人に教えるものです。
非会員も参加できるイベント多数
PL教団は宗教団体としての活動をしながらも、非会員が参加できる活動にも力を入れてきました。大阪に本部があり、フレンドリーな地域柄を活かしたのでしょうか。「教祖祭」と呼ばれる8月1日の祭典では、PL花火という10万発を超える花火が打ちあがっていました。
迫力や規模が桁違いで、地元民からも人気だったそうですよ。コロナ禍に中止が決定し、現在も再開のめどが立っていません。ほかにも、PL教団が主宰する茶道や華道も人気の活動の1つであり、PLランドというテーマパークを開設したこともありました。
【参考サイト:Yahooニュース】
PL教団がやばいと言われる理由とは?
PL教団は、これまで野球部やテーマパークを運営するなど大々的に布教活動を行ってきた団体で、大阪に本部を持つため、関西ではよく知られた宗教団体だったそうです。地元・大阪では風物詩ともなるイベントを多数開催してきたPL教団は、どちらかというと誰もが身近に感じる団体でもありました。しかし、現在では「PL教団はやばいらしい」といわれるようになっています。その理由について見てみましょう。
元信者が訴訟を起こしているから
PL教団がやばいといわれているのは、元信者が教団を訴えているからです。2025年2月、NHKでPL教団の元信者が「違法に献金させられた」と訴訟を起こしていることが報じられました。高知地方裁判所はこの訴訟を受け、1,100万円あまりの支払いを命じる判決を言い渡しました。訴訟を起こした男性は、1~2年の間にPL教団に対し1,000万円近く献金。このときの換金の勧誘が違法だと訴えを起こしていました。
野球部で死亡事件が起きているから
PL学園野球部では、過去に複数の事件を起こしています。
- PL学園野球部心臓震盪死亡事件
- PL学園高校野球部いじめ死亡事件
- PL学園高校野球部集団暴行事件
心臓震盪死亡事件では、部員の胸に硬球が当たり心臓震盪(しんぞうしんとう)で亡くなった事故。このときグラウンドにAEDがありませんでした。いじめ死亡事件では、池に投げられたスリッパを取りに行くよう命じられた部員が心臓まひで死亡。スポニチアネックスによると、2013年にも野球部内で暴力事件が勃発しました。部はその後、部員の受け入れを停止。2017年には、大阪府高等学校野球連盟に脱退届が提出され、そのまま休部状態が続いています。
PL教団の会員が暴力を公認しているから
PL教団がやばいといわれる理由にもなっている、PL学園暴力事件。野球部が休部状態となり、全国的にも大きく報じられるなど問題視されている一方で、野球部OBである清原和博さんはこの”伝統的”な暴力について、公認しているような発言をしています。J-CASTニュースでは、清原さんが「PL学園が強かったのはしごきがあったからだ」と語っています。事実そうであっても、強くなるために暴力を許すと捉えられかねない発言は、賛否を呼びました。
宗教団体なのに教祖がいないから
PL教団がやばいといわれているのは、2025年現在教祖がおらず、事実上の活動休止状態だからです。宗教において活動休止というのは、あまり聞かない状態ですよね。PL教団では、3代目教祖の御木貴日止氏が2020年に亡くなられています。それ以降、PL教団では4代目の教祖を立てることなく、現在は御木貴日止氏の妻が「教祖代行」という立場で運営されているようです。PL教団という母体に教祖が不在であることから、PL学園をはじめ教団の勧誘組も動き出すことができないのだそうです。
【参考サイト:NEWSポストセブン】
元教祖の妻がやばいから
PL教団の3代目教祖で2020年に亡くなっている御木貴日止氏の妻が、やばい人だといわれています。前述のように、PL教団には5年もの間教祖不在という状態が続いています。3代目教祖が生前に後継者を指名していなかったため、通例であれば妻が後を継ぐことになるそうですが、本人が拒否しているとのこと。妻は2代目教祖との遺産トラブルで信者から嫌われ、本人もそれを自覚しているからだそうです。自分が教祖を名乗れば信者が減ると考えられているのでしょう。かといって誰かを指名する気もなく、事実上妻が実権を握っているのだそうです。
【参考サイト:週刊現代】
長年取材NGだから
週刊現代によるとPL教団は20~30年にわたり、取材を受けないスタンスを維持しています。PL教団のゲートには「PL会員ではない方は、ご入場できません」と書かれた看板が立てかけられているそうです。PL教団は、外部からの接触に対し強い拒否感を示していることが分かります。そのため、PL教団の教祖不在や4代目教祖についての情報、また教団内部で何が起きているのか、会員でない人たちには知る機会がほとんどないのだそうです。まさに閉ざされた空間というイメージで、やばいことが起きているといわれています。
まとめ
PL教団に所属する有名人についてご紹介しました。PL教団に所属する有名人の多くは、PL学園を卒業しているプロ野球選手であることが分かっています。全員が現在も入信しているかどうかは分かりませんが、桑田真澄さんは現在もOB会の会長を務めていますので、宗教団体とも深くつながっていることが窺えますね。PL学園出身の有名プロ野球選手、そしてその家族やパートナーなどを辿っていくと、信者はさらに多いのかもしれませんね。