ここ数年、イングランド選手権試合情報の選手一覧を見ても分かるように、チャンピオンシップで活躍している日本人選手の名前を見かけることが増えましたね。この記事では、イングランドのチャンピオンシップについてわかりやすく紹介します。チャンピオンシップの仕組みや強豪チームが気になる方もぜひ読んでみてください。
イングランドのチャンピオンシップとは
イングランドのチャンピオンシップとは、EFLチャンピオンシップのことです。
イングランド内で最も人気のサッカーリーグの一つであるEFLチャンピオンシップは、最上位であるプレミアリーグの1つ下のディビジョンになります。すなわち、2部リーグと同じ意味合いです。世界中の2部リーグの中でも最もリッチなリーグとも言われており、年間収益はオランダやポルトガルの1部リーグを上回るほどです。
若手選手の登竜門ともされているこのEFLチャンピオンシップは、イングランド代表として活躍する選手を数多く輩出している注目のリーグと言われています。
チャンピオンシップの仕組み
次に、チャンピオンシップの仕組みについて紹介します。
チャンピオンシップは、約20チームが参加し、プレミアリーグへの昇格または、EFLリーグ1(3部)への降格を賭けて戦います。シーズンが終わる時点で、チャンピオンシップの上位2チームはプレミアリーグに昇格することが出来るのです。また、3位から6位までの4チームはプレーオフを行い、勝ち抜いた1チームがプレミアリーグへ昇格します。一方、下位3チームはEFLリーグ1へ降格するという仕組みです。
EFLチャンピオンシップ2023-2024で自動昇格したチーム
2023-2024年シーズンのEFLチャンピオンシップのチームは24チームでした。その中で、上位2チームとなり、プレミアリーグ2024–25へ昇格したのは下記のチームです。
- レスター・シティ
- イプスウィッチ
昇格プレーオフから昇格したチーム
チャンピオンシップの昇格プレーオフに残ったチームは以下の4チームになります。
- リーズ・ユナイテッド(3位)
- サウサンプトン(4位)
- ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(5位)
- ノリッジ・シティ(6位)
この中で見事決勝まで進み、プレミアリーグ2024–25への切符を勝ち取ったチームは、サウサンプトン(4位)でした。
田中碧選手も活躍!
チャンピオンシップでは日本人選手が数多く活躍しているのをご存じですか。2025年1月時点では、7人もの日本人選手がチャンピオンシップで活躍しています。
その中でも注目の選手が、2024年8月30日にリーズ・ユナイテッドへの移籍が発表された日本代表の田中碧選手。熱狂的なサポーターが集うとされるリーズ・ユナイテッドの契約期間は4年間となっています。
田中選手が所属するチームは2年ぶりのトップリーグ復帰を目指している注目のチームです。チームのプレミアリーグ復帰に向けて、サポーターやクラブ関係者も田中選手に期待しているようですね。
強豪チームを紹介
2024-25シーズンで昇格が期待される強豪チームをご紹介します。まだまだシーズンは続きますので最後まで結果はわかりませんが、2025年1月時点での上位2チームは以下の通りです。
リーズ・ユナイテッドFC
リーズ・ユナイテッド・フットボール・クラブ(Leeds United Football Club)は、1919年に創設されたイングランド・リーズをホームタウンとする、サッカーチームです。
ここ数年では、2020-22シーズンから2022-23シーズンにかけてプレミアリーグでプレーしていましたが、成績が伸び悩み、現在はチャンピオンシップでプレーしています。
今シーズン昇格に向けて順位を伸ばしているので、注目のチームと言えるでしょう。
シェフィールド・ユナイテッドFC
1889年に創設されたシェフィールド・ユナイテッド・フットボール・クラブ(Sheffield United Football Club)は、イングランドの中でユナイテッドと冠するクラブとしては現在存在するチームの中で最古のチームです。
ここ数年、プレミアリーグとチャンピオンシップを行ったり来たりしており、2023-24シーズンにプレミアリーグに昇格したものの、今シーズン再びチャンピオンシップに降格してしまいました。今シーズンは良い成績を残しているので、このまま期待したいですね。
まとめ
イングランドのチャンピオンシップの仕組みや強豪チームについて紹介しました。プレミアリーグと同じくらい注目を集めるチャンピオンシップ。日本人選手も多く活躍していますので、ぜひお気に入りのチームを見つけて、一度観戦してみてはいかがでしょうか。