この記事では、モルモン教の芸能人について調べてみました。みなさんは、モルモン教という宗教を聞いたことがありますか?PL教団 有名人も加入しているのはよく知られた話ですが、モルモン教というのは日本でやや耳なじみのない言葉ですよね。日本では宗教観があまり強くなく、メジャーな宗教を除いては敬遠される文化もあります。モルモン教とはどんな宗教で、どんな芸能人が入信しているのか見てみましょう。
モルモン教の芸能人
モルモン教に入信している芸能人は多数います。しかし、日本人は限りなく少ないようです。モルモン教自体がアメリカで生まれた宗教のため、日本ではそこまで拡大していないようです。信者数は約13万人ですが、母体とされるキリスト教全体の信者数は約125万人なので、キリスト教の中では比較的規模の大きな教団の1つなんですね。では、そんなモルモン教の芸能人を見てみましょう。
斉藤由貴
モルモン教に入信している芸能人1人目は、元アイドルで俳優の斉藤由貴さんです。女性自身によると、斉藤さんは1994年12月に、同じモルモン教の男性と結婚しています。お相手の父親が信者ではなかったことで結婚式に参列できなかったなど、モルモン教の厳しい戒律について話題になりましたよね。斎藤さんは結婚という一大イベントにおいて「性格や今までの生活が違う2人が暮らすのは大変なこと。何か共通のもの、たとえば宗教などが必要だと思います」と語っていました。
キャサリン・ハイグル
7歳の時に兄を交通事故で亡くし、家族がその悲しみを乗り越える過程でモルモン教に改宗しました。両親はルーテル派とカトリックでしたが、末日聖徒として彼女は育てられました。2014年にGood Housekeeping誌のインタビューで「もう信仰していない」と語りましたが、宗教について肯定的なコメントを残しています。現在は信仰実践者ではないものの、育った環境への感謝は繰り返し語っています。
アーロン・エックハート
ブリガムヤング大で、モルモン教の映画に出演した経歴を持ちます。末日聖徒イエス・キリスト教会員として育てられ、フランスとスイスで2年間の伝道活動も行いました。近年のインタビューでは「もう自分がモルモンなのか分からない」と述べ、長年その生活様式を送っていないため、自らをモルモンと呼ぶのは偽善的だと語っています。信仰から距離を置いた代表例ですね。
ジュリアン・ハフ/デレク・ハフ
ユタ州出身の兄妹で、モルモン教徒として育ちました。ジュリアンは2013年のニューヨーク・ポスト紙のインタビューで「今は信仰を実践していないが、モルモンとして育ったことを嬉しく思っている」と語っています。ハリウッドに出た当初、飲酒しないことについて周囲から驚かれた経験もあるとか。育った文化的背景が、今も自身のアイデンティティの一部となっているんですね。
ドニー・オズモンド
オズモンド兄弟姉妹の一員として、生涯を通じて熱心なモルモン教徒であり続けています。「教会での立場やメンバーシップを損なうようなことは決してしない。私にとって単なる宗教ではなく、生き方そのものだ」とデゼレト・ニュース紙に語っていたことも。芸能界という混沌とした世界の中で、家族を安定させてきたのはこの信仰のおかげだと述べています。信仰が人生の基盤だったのですね。
ステファニー・メイヤー
『トワイライト』シリーズの作者として知られ、ブリガムヤング大学出身の熱心なモルモン教徒です。作品には、直接的な宗教色は薄いように感じられます。貞節や自制といったテーマには、信仰観が反映されているといわれることも。公の場でも、信仰について肯定的に語ることが多く、現役の敬虔な信者として広く認識されています。
ブランドン・フラワーズ
ロックバンド「The Killers」のボーカリストで、ラスベガス出身のモルモン教徒です。飲酒や喫煙を避けるなど、モルモン教の教義に沿った生活を送っていることで音楽業界内でも知られます。また、家族や信仰を大切にする姿勢をインタビューで語っていたこともあります。派手なロックスターのイメージとは対照的に、私生活では敬虔な信者として知られる人物なんですね。
モルモン教について
正式名称は「末日聖徒イエス・キリスト教会」で、モルモン教は通称です。1830年代にアメリカでジョセフ・スミスによって創始されたキリスト教の一派ですが、既存のプロテスタントやカトリックとは教義面で大きく異なる部分が多く、独自の宗派として位置づけられているそうです。現在は、本部をユタ州ソルトレイクシティに置き、世界中に1700万人以上の信者を抱える大教団に成長しているんですよ。
創始者ジョセフ・スミス
1820年、当時14歳だったジョセフ・スミスがニューヨーク州の森で「神とイエス・キリストの啓示を受けた」とする出来事が、出発点とされています。その後、天使モロナイの導きで金の板を発見。そこに記された内容を翻訳したものが、経典『モルモン書』になったと信じられています。スミス自身は、1844年に襲撃を受けて死亡しました。
教義・生活上の特徴
モルモン教には、禁欲的な生活規律「知恵の言葉(Word of Wisdom)」があり、コーヒー・紅茶・アルコール・タバコを禁じています。十分の一税(収入の10%を教会に献金)も義務とされます。若者(特に男性)は10代後半から20代前半に1年半〜2年間、海外や国内で無給の伝道活動に従事するのが伝統。著名人の経歴にもよく登場しますよね。また、家族を何よりも重視する教義でも知られています。
参考:日本看護科学学会
聖なる下着「テンプル・ガーメント」
神殿で結婚や儀式を受けた信者は、以後「テンプル・ガーメント」と呼ばれる白い下着を日常的に着用する習慣があります。信仰と貞節、身体を大切にする誓いの象徴とされ、肌に直接触れる形で常時身につけるのが原則なのだそう。この慣習はドメスティックなものなので教会外にはあまり知られていませんが、信者にとっては信仰生活の重要な一部となっているそうですよ。
死者のための代理洗礼
モルモン教では、すでに亡くなった人のために生きている信者が代理で洗礼を受ける、という儀式があります。祖先や、先祖代々の魂が死後の世界で救いを得られるようにという考えに基づくものなのだそうです。この慣習のために、教会は世界最大級の家系図の記録や調査をする組織を運営。一般にも、無料で系図検索サービスを提供しています。
死後の世界「三つの栄光の国」
死後の世界は、私たちのよく知る天国と地獄ではなく、次の3つだと信じられています。「日の栄え(celestial)」「月の栄え(terrestrial)」「星の栄え(telestial)」という3段階の「栄光の国」に分かれるという独自の教えがあります。生前の信仰や行いに応じてどの段階に至るかが変わるとされ、最高位である日の栄えに至るには、神殿での結婚が必須条件とされているのだそうです。
まとめ
モルモン教の芸能人をご紹介しました。家系がモルモン教である芸能人から、モルモン教の家庭で育ちのちに離れている人など、さまざまな家庭の事情があるようでしたね。私たちにとって一番身近なのは、日本人で元アイドルの斉藤由貴さんではないでしょうか。日本にはキリスト系の宗教が根付きにくいため、意外にも日本人の入信者は少ないこともわかりました。

