アメリカで国民的イベントといえば、多くの人が真っ先に挙げるのがスーパーボウルでしょう。この一大イベントは、単なるスポーツの試合を超えた“お祭り”として定着しています。試合はもちろんのこと、ハーフタイムショーも非常に注目される要素の一つで、世界的アーティストによる音楽やダンス、演出が融合したステージは、年に一度の豪華なエンターテインメントとして高い評価を受けています。
そこで今回は、スーパーボウルのハーフタイムショーについて、そして歴代出演者をご紹介していきます
そもそもスーパーボウルとは?
スーパーボウルとは、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のチャンピオンチームを決める優勝決定戦で、毎年2月第1日曜日に開催されます。 アメリカ国内だけでなく、世界中で数億人が視聴するスポーツイベントであり、その視聴者数はなんと1億人越え。ちなみに2025年2月の第59回スーパーボウルの視聴者数が1億2,770万人という過去最高を樹立しました。
ハーフタイムショー
スーパーボウルのハーフタイムショーは、1967年の第1回大会から始まり、当初は大学のマーチングバンドなどが中心でしたが、1990年代以降、世界的な音楽スターが出演する一大ショーへと進化し、スポーツイベントの枠を超えた文化的現象となりました。
ハーフタイムショー歴代出演者一覧(抜粋)
スーパーボウルでハーフタイムショーを担当した主演アーティストの一覧を抜粋でご紹介。
1993年(第27回) | マイケル・ジャクソン |
2004年(第38回) | ジャネット・ジャクソン、P・ディディ、ネリー、 キッド・ロック、ジャスティン・ティンバーレイク、 ジェシカ・シンプソン |
2007年(第41回) | プリンス |
2010年(第44回) | ザ・フー |
2011年(第45回) | ブラック・アイド・ピーズ |
2012年(第46回) | マドンナ |
2013年(第47回) | ビヨンセ(デスティニーズ・チャイルド再結成) |
2014年(第48回) | ブルーノ・マーズ |
2015年(第49回) | ケイティ・ペリー(「レフト・シャーク」が話題に) |
2016年(第50回) | コールドプレイ |
2017年(第51回) | レディ・ガガ |
2018年(第52回) | ジャスティン・ティンバーレイク |
2019年(第53回) | マルーン5 |
2020年(第54回) | シャキーラ、ジェニファー・ロペス |
2021年(第55回) | ザ・ウィークエンド |
2022年(第56回) | ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、 メアリー・J. ブライジ、ケンドリック・ラマー |
2023年(第57回) | リアーナ |
2024年(第58回) | アッシャー |
2025年(第59回) | ケンドリック・ラマー |
話題となったハーフタイムショー
当時話題となり、注目を集めたスーパーボウルのハーフタイムショーをご紹介します。
1993年:マイケル・ジャクソン
スーパーボウルのハーフタイムショーの歴史を変えた伝説的なパフォーマンス。 「Billie Jean」や「Heal the World」などを披露し、以降のショーの基準を築きました。
2004年:ジャネット・ジャクソンとジャスティン・ティンバーレイク
「衣装の不具合」による露出事故が発生し、大きな論争を巻き起こしました。 この事件は、放送倫理やメディア規制の議論を呼び、以降のショーに影響を与えました。
2007年:プリンス
雨の中での「Purple Rain」の演奏は、視覚的にも音楽的にも圧巻で、多くのファンの記憶に残る名演となりました。
2015年:ケイティ・ペリー
「レフト・シャーク」と呼ばれるダンサーが話題となり、SNSで大きな注目を集めました。
2020年:シャキーラとジェニファー・ロペス
ラテン音楽とダンスの融合が高く評価され、視覚的にも華やかなショーとなりました。
2022年:ヒップホップの祭典
ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、メアリー・J. ブライジ、ケンドリック・ラマーが共演し、ヒップホップの歴史を祝うパフォーマンスが話題となりました。
まとめ
スーパーボウルのハーフタイムショーは、スポーツと音楽が融合した世界最大級のエンターテインメントイベントです。 毎年、豪華な演出とサプライズで視聴者を魅了し、音楽史に残る瞬間を生み出しています。 今後も、どのようなアーティストが登場するのか、目が離せませんね。