ボランティア活動を世界的に行っている「ライオンズクラブ」。一般的にボランティア活動と聞くと良い団体という印象を受けますが、ライオンズクラブはなぜか「気持ち悪い」と言われているようです。今回は、ライオンズクラブが気持ち悪いと言われている理由や実態、入会方法を調査しました。
ライオンズクラブが気持ち悪いと言われる理由は?
まずは、ライオンズクラブが気持ち悪いと言われる理由について調査していきます。
会費が高額
ライオンズクラブの会費は地域によって異なりますが、数十万円程度かかるところが多いと言われています。また、過去には政治家のライオンズクラブの会費を巡って騒動があったため、悪い印象があったのかもしれません。
金持ちの集まり
高級ホテルでの例会やゴルフコンペなど、一部では「金持ちの暇つぶし集団」というイメージがあり、それが「自分を誇示したい」ように見えて、気持ち悪いというイメージがあるようです。確かに会員の中には高所得者が多いですが、実際はボランティア活動も活発に行われています。
人脈作りやビジネス目的
一部会員がボランティア活動よりも人脈作りが目的と考えている側面があることは否めません。このような会員の存在が純粋な社会奉仕をしている団体のイメージを損ない、気持ち悪いという印象に繋がっている可能性があります。しかし、このような問題の発生を抑制する努力をしており、教育プログラムの強化を図っています。
高齢化
多くのクラブでは、会員の高齢化が進み、若い世代の入会が現象している問題が発生しています。そのため、時代変化への対応が遅れているなどネガティブな印象に繋がっているようです。しかし、近年では若い世代の入会促進に向けた取り組みも活発化しており、SNSを活動した広報活動や魅力的な奉仕活動の企画など、様々な工夫が凝らされているようです。
名称からくる誤解
「ライオンズクラブ」という名称からライオンズマンションや埼玉西武ライオンズとの混同、「宗教集団」や「秘密結社」といった誤解が生まれています。また、「がオー」という独特の挨拶も、一部にはカルト的な印象を与えており、気持ち悪いという印象が強くなっているようです。
ライオンズクラブの実態や入会方法は?
実際のところライオンズクラブとは何をしているのでしょうか?その実態や入会方法を紹介します。
実態は?
ライオンズクラブの本来の姿は、世界中に広がる最大の奉仕クラブ組織です。国際協会では、視力保護・環境保全・小児がん・食糧支援・糖尿病対策といった重点分野に力を入れています。地域社会への貢献を目的とし、会員は様々なボランティア活動に積極的に参加しており、その活動内容は多岐に渡り、地域社会に貢献している事例は数多く存在しています。
入会方法は?
誰でも入会できるわけではなく、会員の推薦と理事会の承認が必要です。そのため、おすすめの人は以下のような人と言われています。
- 50~70代の経営者と繋がりたい
- 年会費を出せる
- 奉仕活動をしたい
その上で「善良で地域社会で声望のある青年」を、会員が地域ごとに推薦し、承認されれば入会できるという仕組みになっています。
最後に
今回は、ライオンズクラブが気持ち悪いと言われる理由や実態、入会方法を紹介します。あまり公に実態が出ていないことから様々な憶測が飛び交い気持ち悪いというイメージがついてしまっているようですが、実際は健全な奉仕クラブ組織であることがわかっています。入会するには審査があるということですが、興味がある方はSNSなどでぜひ活動内容などをチェックしてみてくださいね。